「真夜中のパン屋さん」大沼紀子。

真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ (ポプラ文庫)

真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ (ポプラ文庫)

巷で人気のようだったので、買って読んでみた。図書館じゃ2冊に80超の予約数。
深夜営業のイケメンパン屋さんが舞台。少女漫画ふうの表紙から西洋骨董洋菓子店を連想。中身はけっこう重めのストーリー。ネグレクトが軸。そのほか問題を抱えた人が多数で、いささか節操がないというか、むやみに派手というか。
パンが美味しそうだった。傷ついて歪んだ人を受け入れ癒す力を持ったパンだった〜食べてみたい。心温まる話とは思わなかったけれど(やっぱり私は色々許せそうもない)、完璧じゃないことを許された気がして、ほっとするお話だった。