「三匹のおっさん ふたたび」有川浩。

三匹のおっさん ふたたび

三匹のおっさん ふたたび

三匹のおっさんが「ふたたび」活躍するお話。
おっさん(というかジーサン)たちだけでなく脇役の方々にもスポットが当たって賑やかで楽しく読めました。前作に比べて起こる事件がより身近な感じの「よくある嫌なこと」だったか。書店の万引き、ゴミのポイ捨てなんかは、残念ながら度々聞く話。悪ガキどもをつかまえてしかるシーンは気持ちいい半面、おっさんたちにもどうしようもないことがあったりで、若干爽快さには欠けたかも。
しかしながら、おっさんたちには是非今後も元気に活躍してもらいたいです。続編希望。
オマケの短編は、有川作品愛読者にはうれしいあの話。あとがきは耳の痛い提言でした。毎月毎年何冊も読むような人ほど、図書館の利用度が高いんじゃなかろうか。私も鋭意努力しているつもり、まあ、そこそこお金は使っていると思いますゆえ、これ以上は勘弁して欲しいってのが正直な気持ち。