「レディ・マドンナ」小路幸也。
- 作者: 小路幸也
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/26
- メディア: 単行本
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前作から続けて読んでしまって勿体ない。今回も堀田家は大家族揃って朝食を食べていた。よかったよかった。
そしてまたもや色々なことがあって、万事解決。いつもどおり。その昔藍子に恋した男の子と、先代草平のお話。研人の家出と亜美さんのかっこいいパフォーマンス。すずみさんの同級生と盗まれた蔵書。正直こんな簡単解決するか?ってこともあるけれども、大じいちゃんとロックの神様がいる堀田家ならば、世の中の揉め事はたいてい問題なくなってしまうだろう安心感がよい。
最後のお話は、ちょいと前に読んだ「Q.O.L.」の後日談。光平が海外赴任することになり、龍哉の家で龍哉と二人きりになることを恐れたくるみが家を出る決心をするお話。くるみが将来癒され幸せに暮らせるようになるのはとてもじゃないけど無理とまで感じた前作だったけれど、堀田家にかかわれば不可能じゃないかも、と考え直せたから素敵だっ。「Q.O.L.」を読んでいてよかった。