さよならバースディ

さよならバースディ

直木賞候補おめでとうございます。この本ではないですが、あちらもいずれ読みましょうね。
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この作家さんの本は2冊目。一冊目は「明日の記憶」。これが非常に良い本でしたので、正直、今回の「さよならバースディ」が霞んで見えるのはやむを得ない事なのでしょうか。
それでも、なかなか良かったですよ。
感想は本店の方に書いた通りですが、付け足し。なんというか恋人の由紀があまり見えてこなかったね。もうちょっと書いてくれればいいのに。結局そんな風にしか真には見えてなかったってことなのかしら。前半は、そういう真のいたらなさのためか消化不良で、後半の真相解明部分では真のバースディの扱いが粗雑になり、苛立つ。単なる実験動物のサルではなかったはずなのに、道具として使ってしまう。バースディの哀れさが後を引くお話でした。
読者をやるせない気分にさせることを狙った作品なんだろうね、きっと。

書店のレヴュー

ボノボ(ピグミーチンパンジー)の言語習得を研究する主人公真の恋人が飛び降り自殺した。彼女は何故死んだのか。ボノボのバースディだけがその謎を知っていた。◆たくさんの言葉を知っていても、人は他人と完全にわかりあうことは出来ない。この本のポイントはここなのだと思った。真は実直な研究者であったけれど、恋人の由紀の真意を知ることはできなかった。ところが彼女の死後、たった100語足らずの言葉しか知らないバースディを介して彼女の想いを知ることとなる。◆言葉の重みと、実験動物であるバースディの哀れさが身にしみる物語。06/01/10 ★★★

今朝は寒かった。−6℃だって。辛いわ。今年だけですか、こんなに寒いのは。
ちらっとみたら地植えのビオラが危うい感じ。暖かくなったら立ち直るんだろうか。それと、ブルーデイジーは切り戻しをするべきであった。今からやっていいものやら。・・・明日切ってしまおうっと。

久しく話題に出さなかったが、PJだけは欠かさずやっている。年末年始で一番の思い出といったら、1月1日のへやわけでありました。10回ぐらい破綻した。右上のいつも同じところで。何度も気をつけていたのに、何故何故???解けた今となっては、あそこにブラックホールがあったとしか思えないわ。
そういえば、そろそろニコリの懸賞をやり始めないと。