「ブラザー・サン シスター・ムーン」恩田陸

ブラザー・サン シスター・ムーン

ブラザー・サン シスター・ムーン

高校生時代に知り合った3人が、大学生を経て社会人になり、学生時代を回想する…3章からなる作り。ストーリーはなく、思い出を綴ったエッセイのような雰囲気。本・音楽・映画に浸って過ごした学生時代…派手な出来事もなく、淡々としていて、当然友情や恋愛で熱くなったりとかもなしだし。…いつもの恩田さんとはちょっと違っているように思われました。
子ども時代は卒業して大人になったはいいけれど、まだ学生で社会人ではない、という半端な時期の寄る辺なさが感じられる気がしました。何といっても当時はバブル前で就職は売り手市場、将来食うに困ったらどうしようなどといった切実な不安など毛ほどもなかったわけで、何の困難もなく4年間を過ごす事自体に漠然とした不安があったのかもしれない…などと同世代の人間である私は、ちょっぴり共感したのでした。
あ、それと、蛇は泳ぎますよ。多分屋根から落ちてきたんでしょう?よくあることです。

「新世界より(上)」貴志祐介。

星雲賞にノミネートされていることを知り、手に取ったのだった。しかし読み中にGWに突入してしまい、どうにも一気読みができず、ぶ厚さに息も絶え絶えになりながら何とか上巻だけは読み終わり。どうやら千年後の話らしいですね。←まるで他人事のようですが(笑)、いかんせん最初の方のくだりは忘れ気味なので(汗)。 この手の大作は長期間に渡って読むもんじゃないな〜と思ってるけど下巻はいつ読むんだ<自分。下巻を読んだらちゃんと感想を書きたいもんだ。

曇っていて何やら肌寒いです。全国的には暑いんだとか…羨ましい。そんないい天気ならば洗濯し放題じゃないのよ。別宅に行ってたときはず〜っと雨だったし、晴天にあたらないとは、全く日頃の行いが悪いからでしょうか。
え〜と。
GW中は読書もままならず、感想を書くに書けなかったのだけれど、今日からまたいつもどおりの生活でございます。
とりあえず、明日返却しないといけない分をメモメモ…