あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。。。遅すぎですが。鏡開きも終わってしまいました。
元旦からずっと猫に翻弄されてました。猫が。。。説明すると長いんで、やめときます。とりあえず、今は黒猫元気、だと思います。ホント、生き物飼うのは大変だゼ。
フィクションで、アパートで一人暮らしの若者が捨て猫拾って飼ったりするシチュエーションをよく見かけるけど、実際にそうやって暮らしている人は本当にえらいと思いました。これは楽じゃないですヨン。

「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」倉阪鬼一郎。

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)

初めての倉阪小説。
今まで、しょぼいミステリーがバカミスなのかと思っていましたが、こーゆーのが本物のバカミスなのかっ?!目から鱗でした!
後半の怒涛の謎解きがものすごく、いたく感動、声も出た。「おおおおっ!!!」
しかーし、バカミスなので内容は無意味。いや若干社会派か。原発事故踏まえてるし。
この作品を書くのにどれだけの労力を費やしたのか考えると頭が下がります。シリーズものらしいので、機会があったら前作も読みたいなあ。

「ボトムレス」拓未司。

ボトムレス

ボトムレス

これも初めての作家さん。このミス大賞出身の方ですが、ミステリーというよりホラーっぽかった。料理系ホラー、とでもいいましょうか。
レストラン『ホール』の料理は「死ぬほど美味しい」。転じて「食べると死ぬかもしれない」。噂を聞きつけてやってきた客の運命は……。
ホラーとしてはそこそこ面白かったけれど、運命の分かれる基準がよくわからなかった(のは私だけか?)。食に対して謙虚であれ、ってことなのかな。こんなご時世だから、個々人の価値観にとやかくいうのもおかしいしな。
特に、猫の話は、今私が一番気にしている事項だけに、微妙な読後感が残ったのでした。
食事は美味しく楽しく食べたいっすね。ドキドキしながら食べるのはいやだわ。