ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

書店のレヴュー

仙台を舞台に、5組の登場人物のそれぞれのストーリーが、パズルがピタッと決まるように繋がり合って行くミステリー。時間差攻撃(笑)もあって始めの内は混乱しましたが、結末でスッキリ。この気持ちよさは伊坂さん独特ですね。多数の伏線を確認するため、何度も後戻りしながら読みました。表紙のエッシャーの絵に対する登場人物それぞれの捉え方も面白い。それに、オーデュボンの伊藤君がチラチラ出てきたり、「神様のレシピ」のフレーズも使われていたり、伊坂ファンならば嬉しくなるところ。早く文庫化しますように。04/07/26 ★★★