歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」書評追加しました。
装丁は京極夏彦だそうで。
葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)

書店のレヴュー

「このミス2004」1位、その他いろいろ受賞作ということで、読んでみました。噂通りすっかり騙されてしまいましたね。まさかこんなオチとは、すばらしい。細かく言えば腑に落ちないところはあるものの、負け惜しみでしょうか。大体タイトルからしてもう騙されていたし。このタイトルの意味するところは一番最後に明かされるのですが、これがまた感慨深い。私も成瀬のように気概を持って生きてやるぜ、と思ったのであった。読み終えて、わかってから読み返すのも又一興。全く違う話に見えてきます。04/08/24★★★★