大崎善生「孤独か、それに等しいもの」
書評追加しましたです。
孤独か、それに等しいもの
・・・来店者数のカウンター、動かないみたいね。
トラブルかな。
あ、売り上げに貢献してないから、見放されたとか?

書店

喪失感と向き合う短編5編。うち女性が主人公の3編は、過去に経験した、親しい人の死と対峙する話。絶望の淵に立つも、新しく出会った人々の力を借りて喪失感と決別していく。残り2編は男性が主役。人生の上り坂を進む内に失ったものについて振り返る、といった感じ。どちらかと言えば、男性主役の話の方が共感が持てる。「今になってわかること」というのは確かにある、と思う。多分私も、だらだらと坂を下っている途中なんだろう。それにしても、読み終えた時、かなり疲労しました。04/08/30★★★