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- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: 単行本
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事件はホラーというかサイコというか、気味が悪く残酷。でもって犯人が理解不能の変質者、というパターンは単純すぎてな〜んだ、と思ったら最後の3ページぐらいであっと驚く展開。
いや、噂って怖いですね。
書店のレヴュー
「女の子を誘拐して足首を切り落とすレインマン。でもミリエルの香水をつけてると狙われないんだって。」渋谷の女の子の間で伝わっていく都市伝説。その噂どおりの殺人事件が起こってしまう。◆妻を亡くした刑事と夫を亡くした女性刑事。この2人のチームがとっても好感持てました。事件に真摯に向き合い、噂の出所を着実に追っていき、犯人に辿り着くまで一気に読み終えました。販促のために噂を撒き散らす広告代理店、渋谷にたむろする女の子たち、警察内部の関係、それぞれの人物描写も見事。しかも、爽やかに解決したあとの、あっと驚く結末付き。上手いな。06/02/13 ★★★★