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- 作者: 真梨幸子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
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読んでみたんですけど、それ程のエログロでもなかったね。虫がカリカリだか、紫の瘤の中にびっしりとか、若い男と奥さんがあーだのこーだのというのは、1章のところだけで(そこんところに期待してたのか<自分)、2章では真実か、虚言か妄想か曖昧になりのの、3章で何とか辻褄合わせました、みたいな。最後に付録が付いていて、それを読むと事件の全貌がわかって、ああ、やっぱり虫だったのね、虫は怖いよねと思いましたわ。
最初の虫の気味悪さがず〜っと最後まで持続していればよかったのにな。まあ、虫とは別に、おば様たちの恐ろしさは充分でしたが。
書店のレヴュー
第32回メフィスト賞受賞作品。全身に紫色の瘤が出来て死に至る奇病が発生。主婦の失踪と売春。憎悪が入り乱れる中、次々に死者が増えていく。◆3章立ての1章部分に面白さも虫の気味悪さも全て凝縮されている感じ。日々乱交を続ける主婦。その相手が次々と謎の死を遂げる・・・。2,3章はミステリー仕立てで1章の謎解きだが、この部分が1章の面白さを半減させている。最初の勢いで飛ばして欲しかったかな。それにしても虫は怖いですね。06/02/19★★