有川浩「図書館戦争」。

図書館戦争

図書館戦争

いや〜面白かったね。
「メディア良化法」の成立が七不思議、と、その辺りは上手くぼかして、いささかこの設定は無理矢理っぽい?というのは、序盤こそ気になったけど、ストーリーが面白くって、そんなんは忘れた。
登場人物がみんな魅力ですね。郁の単純でわかりやすい性格も、ドラマの主役としていい感じだしね。
しかし、この作家さん、やたら武器やら軍事関係に詳しいね。私が知らないだけかもしれないが、女性では珍しい気がする。夫の方がレンジャー、とか、そっち関係なのか知らん?

書店のレヴュー

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる「メディア良化法」で厳しい検閲が横行する世の中、「図書館の自由法」を掲げ対決するのが「図書館隊」だ。戦闘も辞さない危険な職場に飛び込んだ、初の女性図書特殊部隊委員、笠原郁の、一途な仕事ぶりと恋のお話。◆驚きの設定はともかく、登場人物がとってもいい。無鉄砲な郁、厳しい上司の堂上、笑い上戸な小牧、正論好き堅物、同期の手塚。寮の同室、柴崎。それぞれの掛け合いが絶妙。あとがきによると月9だとか。なるほどね。郁!恋も仕事も頑張れ。と思わず応援したくなる、楽しい作品でした。06/04/18★★★★