荻原浩「神様からひと言」。

神様からひと言 (光文社文庫)

神様からひと言 (光文社文庫)

最初の方は、痛かった。似たようなことはどこの会社でもあるわけで・・・。
一回ぐらいは、辞める覚悟でガツーンとやってみたい気もする。(←と言っている私は、ただいま無職。)


そういう風な現実は忘れて読むと〜途中から忘れましたが〜非常に笑える、気分爽快なお話でした。
カップメンが滅茶苦茶不味そうで、困った。

書店のレヴュー

主人公佐倉凉平。大手広告代理店に勤めるも、上司と喧嘩して退社。家賃に追われて中途採用で入社した食品会社でも、あまりにも低レベルな会議にキレて上司と喧嘩。リストラ対象者の掃きだめ「お客様商談室」に左遷されてしまった。◆サラリーマンの方なら、かなり身につまされる話ではないでしょうか。こんなことやってられっか!と啖呵を切りたくとも切れない。会社に人質を取られているのか・・・妻子?家のローン?その他色々。このお話、ラストは痛快なんだけど、実際には、なかなか出来ないよね。せめて読書で憂さ晴らしか。06/04/25 ★★★★