奥田英朗「ララピポ」。

ララピポ

ララピポ

表紙も中身もエロいんだけど、そんなにエロエロっぽく感じなかったな。それよりも、6人の主要登場人物+その他の人間模様が面白くって。
最後のデブ専小百合の話が、全てを総括していて印象に残りました。

書店のレヴュー

今回の奥田ワールドはエロス全開。冴えない人生を送る6人の登場人物が、エロに翻弄され、さらに破滅の道を突き進むストーリー。6つの短編は、ほぼ同時進行で重なり繋がっている上手い作りになっています。◆引きこもりフリーライター杉山博(32歳)、キャバクラのスカウト栗野健治(23歳)、専業主婦で実はAV女優佐藤良枝(43歳)、NOが言えないカラオケボックス店員青柳光一(26歳)、官能小説家西郷寺敬次郎(53歳)、テープリライター兼デブ専裏DVD女優玉木小百合。どなたも個性派ぞろい。さて最後に生き残ったのは?06/07/06 ★★★★