硫黄島からの手紙。

昨日、一号が「見たい」というのであんまり乗り気じゃなかったけど行ってきた。一号は戦争物が好き、飛行機が出てくればもっと好き。
何でも、軽部さん(めざましTV)が「歴史に残る映画」って言っていたそうだ。ま、普通褒めるでしょ。あんたはTVで言ってたらなんでも信じるのか?


で、感想ですが。
悲惨・絶望で満ち満ちていました。
勝つ見込みのない戦いの中にあって、自決・特攻を認めず、国のため家族を守るため、最後まで戦った日本軍栗林忠道の必死の抵抗。
淡々として、ドラマチックな盛り上がりはありません。
ただただ、再びこんなことがあってはならないんだ、と刻み付けられた気がします。


というわけで、面白かった、とか、感動した、とか言えるものではなかったね。
きっと実際は、これの何倍も悲惨だったのだろう、と思った。


死んだ米兵が持っていた故郷からの手紙をバロン西が読み上げる場面が印象に残った。
上映後、席を立つ人々が黙りこくってる雰囲気が気まずかった。
二号が具合悪くなりそうだった。


そんな感じ。