「空色ヒッチハイカー」橋本紡。

空色ヒッチハイカー

空色ヒッチハイカー

ブラザーコンプレックスを抱えた少年が、克服して独り立ちするお話。お兄ちゃんだって普通の人だよ、ってこと。みんな悩んで大人になれ。
このお話、秋津兄弟の親は出てこないんだけど、息子が「東大で財務省確定したのに、やめて○○になる」事に関して、多分激怒などしなかったんだろうな〜と想像するのです。それって素敵。

書店のレヴュー

勉強もスポーツも万能、さして努力もせずに東大入学、国家試験合格。財務官僚を目前にして姿を消してしまった兄。ずっと兄に憧れ背中を追い続けてきたのに目標を失って途方に暮れた弟彰二は、高3の夏休み、兄の残した空色のキャデラックで兄が行った九州へ向かうことに。無免許だけど。途中ヒッチハイカーを乗せながら。◆努力して努力して、それでも追いつかなかった憧れの兄。旅の途中に遭遇した出来事、出会った人々、最後に知った兄の真意。◆若さで突っ走ってバカをやって、大人になっていく彰二の青春成長物語。夏休みに読むのがオススメです。07/02/13★★★