「カフーを待ちわびて」原田マハ。

カフーを待ちわびて

カフーを待ちわびて

恋愛小説でございます。
エイベックスで映画化だそうで、配役はどうなってるのか〜まあ、見ないと思うけど。
映画よりも連ドラのほうがいいような気がする。
じれったくって、イライラ、最後はハッピー。沖縄に行きたくなった。
「話が上手すぎでシラケル」ことってままあるけど、この作品には感じられなかったな〜。
ところで、携帯電話とか化粧とかブランド品とか、大げさに言えば文明社会の象徴いったもの、それを持ち込んでくる人々が、俗悪に感じられてしまった。
なのにもかかわらず、この作品の中では、結局リゾート開発は推し進められるわけで、、、昔のままがいい、なんて思うのは、都会に住んでいる人間の感傷に過ぎないのかなあ。

書店のレヴュー

南の離島で雑貨屋を営みながら静かに暮らす青年明青。以前に訪れた北国の離島の神社で、絵馬に「嫁に来ないか」と書いた。それを見たという美女が突然やってきて明青の家に住み着いてしまう。南国の美しい風景の中で、純朴な青年と美しい人との出会い、葛藤が描かれる。第1回日本ラブストーリー大賞受賞作。2007年映画化予定。◆映像化されることを前提としているせいか、美しい恋愛小説でした。離島のリゾート開発問題と、美女の謎の種明かしも絡んで、ハラハラする場面も。「幸せはいくら待っていてもやって来ない。自分から出かけていかなくちゃみつけられない。」タイトルの「カフー」は方言で「幸せ」という意味だそうです。07/03/16★★★