「シャーロック・ホームズと賢者の石」五十嵐貴久。

シャーロック・ホームズと賢者の石 (カッパ・ノベルス)

シャーロック・ホームズと賢者の石 (カッパ・ノベルス)

シャーロック・ホームズパスティーシュ。多分ホームズを読んでいたほうが3倍ぐらいは楽しいんじゃないかな。…私、読んだ記憶がない。
まあ、読んでない私でも面白かったし。

書店のレヴュー

毎度幅広い作風で驚かされる五十嵐さんですが、今回はあのシャーロック・ホームズパスティーシュ。ホームズのファンの方はもちろん、知らない方でも楽しめる短編が4つ。後ろ3つは、後に著名人となるあんな人の知られざる過去が明らかになったりして。◆表題作「シャーロック・ホームズと賢者の石」は、探偵業を引退したホームズがワトスンと共にニューヨークで静養中、高名な大学教授が発見した賢者の石に関わる誘拐事件の謎を解く、というもの。誘拐された子どもが将来のあの人、だなんて、よくも思いついたものです。感心。07/07/21★★★