「午前零時」鈴木光司他。

アンソロジー。ちょっとした時間にチマチマ読めるお手軽な本。ホラー系が多かった。
印象に残ったものは、
「卒業」恩田陸
これは確か「朝日のようにさわやかに」にも収録されていた気がする。起承転結の「結」の部分(あるいは「転」)だけの、よくわからないストーリーではあるけれど、二度読んでもこの怖さは面白い。
「箱の部屋」近藤史恵
午前零時に宅配便が届く。箱を開けると…。
、とちょっと恐ろしげな展開だが、結末が爽やか。
「午前零時のサラ」馳星周
犬で病気、の必勝パターンで、ついついウルウル。


あとは、可もなく不可もなく、岩井志麻子桜庭一樹の話は、正直訳わからんかった。あと石田衣良はいつもどおり都会派のおしゃれなお話で読みやすいんだけど、やっぱり体に合わない感じ。