「いちばん初めにあった海」加納朋子。

いちばん初めにあった海 (角川文庫)

いちばん初めにあった海 (角川文庫)

『いちばん初めにあった海』
騒音に悩まされて引越しを決意、準備中に見つけた一冊の本と間に挟まれていた未開封の手紙。
これは千波の過去を巡るストーリー。
『化石の樹』
こちらは麻子の過去をたどるストーリー。
「化石の〜」を途中で気付いたけど、これは二つで一つのお話なんですね。傷ついた2人の女性が救われる。
段々にあぶり出しのように浮かび上がってくる真実。それがミステリーっぽくもあり、ほんと上手いな。


途中トラウマに触れる部分があったので頭がグルグルしたけれど、ハッピーな方に進んだので何とか無事に読めた。いまだ死産とか流産がらみの話はダメなんだよね〜。
★★★★