「まだ殺してやらない」蒼井上鷹。

まだ殺してやらない (講談社ノベルス ア AF-01)

まだ殺してやらない (講談社ノベルス ア AF-01)

愛する妻を惨殺されたノンフィクション作家の瀧野は、自らも犯人を逮捕すべく捜査に乗り出した。各地で起きている殺人事件の犯人とされる「カツミ」によるものなのか?
いや〜読み応えがありました。瀧野をどん底に突き落とすような事件が次々起こり、犯人やその他の登場人物のイメージを二転三転させ混乱を作っておいて、最後に驚愕の真実!
ではあったんだけど、ラストの章はなぜか急激に尻すぼみした。それまでの緊迫感が雲散霧消で台無し。動機は悪くないとは思うんだけど、、、なんだろうなあ〜あまりにも淡々とした語り口調のせいかな?極めつけは「犯人を待ち受ける衝撃の結末はメフィストホームページ内『メフィスト番外地』で」って奴。すご〜くガッカリした。もうちょっと練って欲しかったわ。