「ガリレオの苦悩」東野圭吾。

ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩

「容疑者Xの献身」に続くストーリー。「容疑者〜」の時に、湯川先生は「もう警察に協力しない」と言ったそうな〜読んだけど記憶にないなぁ。でもなんとなく心情はわかる。
そんな湯川先生が再び事件解決のために尽力するきっかけであるところのキャラ内海薫が加わり、女性視点の解釈が多数描かれるようになって、一段と楽しくなった気がする。
映画やドラマは見ていないけれど、内海君役は柴崎コウではなかったか?なので風貌を想像しながら読みました。もちろん湯川は福山ナントカで(ゴメン、知らないの)。内海君はなかなかに鋭い観察眼を持っていて、実にかっこよいですな。俄然映像の方も見てみたくなりましたよ。
最後の話「攪乱す(みだす)」が一番のお気に入り。科学ってすごいね。
本書は短編集ですが、収録されている5編のうち3編が身内の事件(恩師・友人・湯川への挑戦)で、それがなんか気になったかも。事件がこんなにもひとところに集まるわけないよな…まあフィクションなんだけどさ。