「つづきの図書館」柏葉幸子。

つづきの図書館

つづきの図書館

読書メーターで人気の本。児童書。
主人公のももさんは、人付き合いが苦手な40歳過ぎの女性。仕事が途絶えて途方に暮れていたとき、顔も覚えていない伯母さんが入院して、他に身寄りもないから、と連絡が。訪ねてみたところ、伯母さんの留守宅に住むことを許され、しかも図書館の司書の仕事も紹介してもらった。

児童書なのに渋い序盤の展開。しかし突然ファンタジー全開になって、ラストは…泣けました。ずっと忘れないで気遣っていてくれた人がいる、ってこと。図書館が舞台で「思い入れのある一冊」を取り上げるストーリーなのは本好きとしては楽しい設定でした。