2011-10-13 「夏光」乾ルカ。 本 夏光作者: 乾ルカ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/09/13メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (19件) を見る粒ぞろいの短編集。とてもデビュー作とは思えない出来栄え。 表題作と「風、檸檬、冬の終わり」は、グロテスクながら物悲しい余韻が残って素敵。他3作も、ストーリーに目新しさはないものの、独特の味わい。夜店の金魚が豹変する「は」が面白おかしかった以外は情緒的で涙を誘う感じ、ただのホラーじゃ終わらないのが良かった。