「幻想電氣館」堀川アサコ。

幻想電氣館

幻想電氣館

「幻想郵便局」の続編。今度の舞台は映画館。
成仏する人が走馬灯を観るという、設定がロマンチックで実に素敵。主人公スミレのキャラも天然ぽくって可愛らしく、その他脇役たちも個性的で魅力がありました。ストーリーの流れもよくって面白く読み進められました。雰囲気はほんわかしているわりに、真相はドロドロした怨念渦巻くお話でしたか。この作家さんってファンタジーよりホラーが好きなのね、きっと。最後、一気に収拾したところがバタバタでグチャグチャだったのが残念。