「ノーマジーン」初野晴。

ノーマジーン

ノーマジーン

終末思想が広がり、未来に希望が持てなくなった世界。人目を避け郊外でひっそり暮らす車椅子の女性シズカのもとへ、介護ロボットの代わりにやってきたのは、人の言葉を話す赤毛の子猿ノーマジーンだった。。。
近未来を舞台にしたお話。誰からも見放された一人と一匹が寄り添いながら暮らす姿にじんわりしているところで、いきなり突きつけられた残酷な真実のつらさといったら。
最後はほのかな救いもありましたが、かなり重いお話でした。しかし、終盤になって突如真実を告げる人物が登場するのがやっつけ仕事のようで、不自然じゃなかったか?もっとこう、なんかもっといいやり方があったんじゃないかなあ、とか思ったり。