GWは天候が不順だったせいもあって、予定通りほとんど家でダラダラ。ちょこちょこ掃除したり、録りだめしてたアニメを見たり、近所をうろうろしたり。
唯一「行楽した」と言えそうなのは、山形に蕎麦を食べに行ったこと。行って帰って3時間あまり。いつも思うけれど、山形の蕎麦屋さんは大抵どこでも美味しいなあ。なんでだろ。今回も大変美味しく頂いてきましたが、お得にも桜が見事だったのが印象的。
……
蕎麦屋さんで出してくれた小鉢の、青菜(たぶんつぼみ菜?)の塩麹あえが大変美味しかったので、遅ればせながら塩麹ブームに乗っている今日この頃。とにかく色々試してる。この美味しさは不思議、発酵食品万歳。

「マツリカ・マジョルカ」相沢沙呼。

マツリカ・マジョルカ

マツリカ・マジョルカ

あまり爽やかでない、微妙に隠微、すっきりせず後味悪い、しかし癖になりそうで続きが気になる学園ミステリーだった。
主人公は、ちょっと前まで引きこもりで、意固地なまでに卑屈な高校1年生の少年柴山祐希。マツリカはヒロインで探偵役の謎の美少女。
二人の関係は、まるで犬と女王様、まるでMとSなのだった。「サンドリヨン」のシリーズと印象を違えるためか。
そういうのを笑いにしているわけではないし、マツリカさんの挑発っぽいしぐさに柴山くんがドキドキする場面がやたら多くて、気色悪く感じる人もいるかと思われ。
ま、私はわりと好きでしたが。
4つの謎(原始人ランナウェイ/幽鬼的テレスコープ/いたずらディスガイズ/さよならメランコリア)を解明するも、どれも微妙に後味悪し。最後の話はあとに繋げるためか、若干前向きでしたか。
続編があるなら読みたいと思うものの、マツリカさんの実態が酷く悲惨なもののような予感がして、ちと怖いわ。