ペンキや

ペンキや

書店のレヴュー

見習い時代の主人公シンヤは、“お客様が本当に好きな色を感じとる”ことが出来なかったが、時間によって変化していく海の色を見、人と出会い、人生を刻んでいくうちに「ペンキや」として、また人としてより高いところへ登っていく・・・。絵が、とても日本とは思えぬ雰囲気で、梨木香歩さんのイメージにはしっくりしているかな。甲板掃除をしながらシンヤが海を眺める場面が、そのまま額に入れて飾っておきたい程、美しい。大人の方にぜひ読んでもらいたい絵本。04/06/07★★