ZOO

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書店のレヴュー

この人の作品は、とてもありえない設定ばかりなのに、何故か引き込まれてしまいます。結末が思いもよらないところがいいのかな?ネタばれ回避のため詳しく書きませんが、短編10作のうちお気に入りは「SO−far そ・ふぁー」オチでドキンときました。子どもに存在を否定されてしまうお父さん・・・怖いですね。「神の言葉」まさかこんな結末とは!ちょっと絶句してしまいました。特に最後の科白がすばらしいです。「SEVEN ROOMS」不条理に殺されてしまう日を待つ姉弟の話。結局犯人は何だったのかわからない結末ですが、ホラー映画のように充分恐ろしかった。04/06/10★★★