図書館の神様

図書館の神様

書店のレヴュー

久々のヒット。いやいや文芸部の顧問になった高校講師の再生の物語。自分は強い人間だと言い切る主人公清は、ちょっといやな女だなぁと最初思いました。それがだんだんと変わっていくのですが、その流れに無理がなく自然で、大きな出来事などなくてもこんな風にストーリーを持っていけるのは、この作者のすごいところかも。最後に。たった一人の文芸部員である垣内君はちょっとすごい。(こんな高校生いるかな?とは思うけど。)彼と文学が出会ったのは、やはり図書館の神様のおかげなのかもしれない。っていうか、彼が神様なの?04/06/11 ★★★★