「ヒートアイランド」垣根涼介。

ヒートアイランド (文春文庫)垣根涼介ヒートアイランド」追加しました。登場人物が多くて四苦八苦。主人公が誰やらわからないし。最後の方になってやっと名前と所属と風体が一致した感じ。強盗2人組だけ見ると、伊坂幸太郎の「陽気なギャング〜」に似てるかな。一号はかなり気に入ったみたいで、やはり大藪晴彦賞を受賞する作家は男が好きなのかしらね。せっかくだから続きも読むか。

書店のレヴュー

シリーズ第1作。出だしは登場人物の多さと、バイオレンス小説のような描写の連続で、挫折するかも、と多少不安になりました。が、途中から暴力が減り、ストリートギャングとヤクザと強盗三つ巴のドキドキ手に汗握る展開に。ラストは何やら爽やかな風を感じるような気さえして、なかなか面白かったかな。主人公と思われるアキが後半になって突如「頭の切れるやつ」に変身するあたりに不自然さも感じますが、勢いで無視しました(笑)。強盗二人組の組み合わせもなかなか○。この勢いであと2作も読もうかな。04/10/25★★★