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- 作者: 中村航
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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愛する人が病気になろうが、死んでしまおうが、残された者は生きていかなければならず、時間は過ぎていくのだな。。。
彼女が病気になる前の、何気ないエピソードの積み重ねが上手いな、と思いますの。
書店のレヴュー
「死が二人を別つまで共に生きることを誓いますか」◆結婚の誓いでさえ、死が大前提になっている。人は必ず死ぬし、生や愛には終わりがあり避けられない。誰でも知っていることなのに、死が近づいたとき、あっさりと受け入れることは出来ない。それも当たり前のこと。それでも人は死を、別れを受け入れ、飲み込んでいくしかないんだ。◆文章の美しさが素晴らしい。幸せに満たされている時、悲しみに打ちひしがれている時、大きな感情の揺れがあるにもかかわらず静かに時が流れていくような流麗な文章だ。05/12/08★★★