愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ

愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ

なんて感想書いたらいいのだろう。ファンタジーというより純文学。
愛って実は単純なのではないかと思うのです。ただただ「愛している」。これは愛のことを言葉で伝えた小説。とても力強く。
琴音さんによると、いろいろ仕掛けがあるそうですが、物を知らない私にはちっともわかりませんでした。
その謎が明かされるのは、ブログか、攻略本か?いずれにしてもそれを楽しみに、ちまちま読み続けたいな。・・・つーわけだから、借りて読む本ではないかも。
・・・
人に勧めるのは、難しいかな。
ユーコちゃんは、絶対駄目。琴音さんのブログ見るのも駄目ね。

書店のレヴュー

死んだ友人が残した地図を頼りに訪ねたアパートで、私は客の告白を聞く「聞き屋」になることになった。◆暴力と性で満たされた街。他に行き場のない人たち。過去の傷のために感情を忘れた主人公は、葉(イップ)と出会い本当の愛を見つける。そして告白を聞くうちに、「悲しい」「切ない」と次第に感情を取り戻していく。◆不思議な作品だった。告白で語られるのは愛で、愛はそれぞれに様々な形を持って積み重ねられていき、最後に爆発するかのように叩きつけられる。帯には「純愛小説」の文字が。それは偽りではないけれど生半可な気持ちではこの作品の愛は到底理解できないと思われる。覚悟して読まれたし。そう考えると、たんなる娯楽として読める万人受けする作品ではないので★4つか。06/02/15★★★★