米澤穂信「春期限定いちごタルト事件」。

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

わたしは、甘いものも大好き。ケーキならば、フルーツ系より、乳脂肪分たっぷりのクリーム系が好きですよ。
小佐内さんったら、いちごタルトをホールで2こも買っちゃって、お茶目さん。この表紙のように、いちごがミッチリと詰まったタルトだったんだろうな〜。


で、面白かったです。いくら好きでも、そんなに食べたら胸焼けするわよ、という小山内さんの食べっぷりは、具合悪くなりそうですが、ストーリーはさっぱり爽やか、軽いノリで、読みやすかった。


続きの「夏期限定〜」もササッと読んでしまいたいけれど、近隣図書館にないようで、思案顔の私。

書店のレヴュー

小鳩君と小佐内さんは恋愛関係でもなく依存関係でもない、互恵関係にある。「正しい小市民」になるべく、今日も今日とて地味に暮らそうとするものの、何故か事件が起こってしまう・・・高校一年生コンビのミステリー。◆地味に目立たず生きようと誓う二人なのに、事件があるとついつい首を突っ込まずにはいられない。日常の謎を解く短編連作の形で、プラス大きな流れの伏線を散りばめ、最後にキッチリ解決。爽快な学園ミステリーでした。頭脳明晰な小鳩君が、無理にその才能を隠す態度や、小佐内さんの恐るべき裏側が面白い。シリーズ次作「夏期限定トロピカルパフェ事件」も絶賛発売中。06/05/22★★★