阿部夏丸「父のようにはなりたくない」。

父のようにはなりたくない

父のようにはなりたくない

阿部夏丸さんって、国語の教科書に載ってたり、中学受験問題の定番だったりして、そちら方面では意外とメジャーらしい。私は全く読んだこともなかったし、お名前も存じ上げませんでしたが。(息子の教科書にも載ってましたよ。)
この本は、図書館で通りすがりに借りてきたのでした。
何といいますか、実に正しい親子の話と言えるでしょう。でも、あんまり物分りのいい親ってのは、気持ち悪いかも。

書店のレヴュー

子どもに「父のようにはなりたくないんです」と言われたら、どうしますか。◆10代前半の子どもを持つ親の悩み各種を集めた短編8作。どれもごく普通の家庭の普通のエピソードばかり。それ故、親としては身に覚えのあるところを突かれて苦笑いしてしまう。親の見本のようなカッコイイお父さんもいれば、やっちゃいけないことをするお母さんも登場する。文章がわかりやすいので、親子で読むのが良いかと思います。◆「泣き虫のままでいい」小学6年になっても泣き虫の息子。父は何とか逞しい子にしようと柔道や剣道を習わせたがるが、母はそのままでもいいのではないかと思っている。当の本人の気持ちは・・・?06/06/20★★★