三崎亜記「バスジャック」。
- 作者: 三崎亜記
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 単行本
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二階扉といえばトマソン?と思いきや、立派な使い道が。知らないことは「教えてください」といわなくては。
「バスジャック」
西鉄バスジャック事件が印象深いので(このとき山陽道を走っていて、訳わからない大渋滞に巻き込まれていたため。)、これをネタにしたのかな〜と思うと、ちょっといやな気分かも。
ま、でもそれこそのブラックなのだろうけど。
書店のレヴュー
今、「バスジャック」がブームである。◆シュールな短編7作。SFチックなブラックユーモアか。全く、バスジャックが流行、などという発想がどこから来るのだろう、このスマートな作風が好きだ。非現実的な事象を日常的に描く面白さに、プラス人物の心理描写にも優れている。今後ますます期待の作家だ。お気に入りは、「二階扉をつけてください」。自分だけが知らない「常識」を知ったかぶりしたばかりに、恐ろしい結末。「送りの夏」突然失踪した母が暮らしていたのは・・・。少女が「死」と対峙することを学んだ夏の出来事。06/06/26★★★