「七姫幻想」森谷明子。

七姫幻想

七姫幻想

漢字が多くて、読むのに時間かかった(汗)。
雅で幻想的。で、ミステリー。一見変な取り合わせですが、話しはちっとも不自然じゃありません。七夕の時期に読むのがベター。
なにやら雅な世界に引き込まれてしまって、頭グルグルで、感想がまとまりませんが。
基本は恋愛物なので、女性向けかもね。


森谷さんは、「れんげ野原のまんなかで」に続いて2冊目。なんか賞をとったデビュー作は未読。「れんげ〜」の続編は出ないのか?

書店のレヴュー

たなばたの七姫とは織女の7つの異称。七姫と和歌をモチーフにした短編連作集。いにしえの時代から江戸時代まで続く姫君たちの悲しい恋話。◆多くは宮廷を舞台にした歴史物恋愛ミステリー。どこかしらつながりがある7つの物語は、悲しい姫たちの涙はいつの世にも途切れることがないと思わされる切なさが漂います。美しい姫たちが泉と機織(はたおり)という象徴をともなって、読者を謎の事件へと導いていく魅惑的なストーリー。雅とミステリー、不思議な取り合わせがたまらない作品でした。07/02/15★★★