「リズム」森絵都。
- 作者: 森絵都,金子恵
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/15
- メディア: 新書
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
あまりに普通の中学生の話で、私にはイマイチ。リアルの中学生が読むべき。
それにしても、夢を諦めたからって、人生が終わったみたいに思わないで欲しいわ。夢のない中学生は嫌だけどね。
よくよく考えれば、どうにも二号と重なってイライラしたんだわ。
子どもと大人の狭間でいつまでもウダウダしている状態は、どうにも癇に障る。私はテツの母親のようには、なかなかなれない。
書店のレヴュー
「あたしたちにとってはこのくだらない瞬間が宝物みたいに大切なんだ。」◆中学生さゆきの自分探しの物語。ロックを志す従兄弟の真ちゃん、幼馴染みのテツと一緒に過ごした3年間。続編「ゴールド・フィッシュ」も同時収録。◆なりたい自分がわからないさゆきは、夢に向かって邁進する真ちゃんに依存していて、ややもすると自分勝手な押し付けに感じてしまう。後半「ゴールド・フィッシュ」でようやく自分の足で歩き始めるが、それでも傲慢に思えるのは、私が若くないからなのかな。この先厳しい現実にもまれて徐々に変わっていかざるをえないのだろうから、自分らしさを見失わないこと、夢を諦めないことは中学生の特権かも。07/02/27★★★