「チャーリーとの旅」ジョン・スタインベック。

チャーリーとの旅

チャーリーとの旅

やっと読み終わりました。5日間ぐらいかかったかな。字が大きめなんで、もうちょっと早く読み終わるかと思ったらば、印象的な言葉が多くて先に進めなかった。久方ぶりに付箋をベタベタ貼ってみた。やっぱりすごいな、スタインベック
アメリカって、今から50年も前だというのに、こんなふうやったんやな。当時の日本人が羨望の眼差しで見ていただろう、持てる国アメリカ。
ラストの人種問題は、重かった。今まで思っていたものとは全然違って見えた。

書店のレヴュー

1960年、アメリカ人作家としてアメリカの本当の姿を知るために愛犬チャーリーと共に旅に出たジョン・スタインベックアメリカを一周16000km4ヶ月の記録。◆この本は、小説家竹内真さんの新訳。大変読みやすかった。スタインベックが「アメリカとは何か」を探すために旅に出る。荷台にキャビンを載せた特注のピックアップと愛犬のプードル、チャーリーと一緒に。各地で出会った人々のこと、出くわしたエピソードは面白く、合間に挟み込まれるスタインベックの思索もとても興味深かった。ゴミ問題や、地方の画一化、人口増加がもたらす破壊など、スタインベックが憂慮していた事柄は、今はどうなっているのだろうか。◆50年前の作品であるのに、ちっとも古臭く感じなかったのは、この50年前のアメリカの状態が日本の現状と似ている様だからと思う。ということは…07/04/11★★★