「大人ドロップ」樋口直哉。

大人ドロップ

大人ドロップ

昨日には読み終わっていて、今日返すつもりだったんだけども。
あっちに感想を書き終わって読み返してたら、私よりも以前に感想を書いた人が「『ノルウェイの森』のパクリ」と言っているのを見つけて驚いてしまった。返さずにちらちらと読み返してみました。
う〜ん、そうなのか?
実は読んでいる途中で私も気付いてはいたようなのだ。
というのも、入江さんから来た手紙に「ここは携帯が通じないところにあって〜」の個所で、もしやそこは?と想像したのが直子のいたような施設だったから。
確かに設定は似てるよね〜
入江さん=直子、カズエさん=レイコさん、ハル=料理の上手な女の子(名前忘れた)、そして、ぼく=ワタナベ君。
でもハジメ君はキスギ君じゃないし、誰も死なないし、誰も寝て解決しようとしてない。
第一、あれほど濃密に「死」が絡んでくるわけでもないしさ。
ま、特別に力入れてオススメしたいわけでもないので、この辺で。

書店のレヴュー

あの砂浜に僕は子どもの頃を置き去りにした…大人になろうともがく高校生の青春物語。◆大人を軽蔑しているけれど、大人になれなかったらどうしよう?高校生ともなれば思春期も後半でいよいよ子どもではいられなくなることのあせりや不安。自分の感情を言葉に出来きず、漠然と内に抱えたままの日々。そんな高校生の「ぼく」の夏休みの思い出のシーンが描かれている。親友のハジメ、女友達のハルと入江さん、そしてぼく。4人がそれぞれに大人になるってどういうことなのか思い悩む。◆設定は現代だけれどどこか懐かしい、、、と思うのは、青春は遠い昔の私だからだろうか。高校生が読むとどんな風に感じるのだろう?07/04/20★★★