「月光スイッチ」橋本紡。
- 作者: 橋本紡
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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改めて感想を書こうとすると、あっちに書いたこと以外特記することもない。物足りないってわけでも…。
不倫は結局こうなるしかないのだろう。
香織は不倫には向いていなっぽい。ぽわ〜んとしていて、頼りなさげ。こういう人は、好きだからって不倫してはダメね。
まあ、男が悪い。
書店のレヴュー
セイちゃんの奥さんが出産のため実家に帰省中の一ヵ月半、香織はセイちゃんの家で「新婚生活(仮)」を送ることにした。一時は幸せそうに思えた暮らしだったけど、次第に気持ちはモヤモヤしてきて…◆不倫物なんですが、香織の存在が嫉妬や争いからは遠く感じられ、読み始めの頃にはマイナスイメージが感じられなくって、二人の新婚生活(仮)がほんわかと思えるほど。でもこれは偽物。最後には残念ながらそれなりの展開になってしまうのです。◆二人が一緒に暮らしたことは無駄ではなかったのでしょう。馬鹿なことと判っていて判らないふりをしている必要がなくなったのだから。人とも出会えたしね。結末は不倫物としては月並みで、結局他力本願なところがいまひとつ。「自分で気付いてサヨナラ」の方がスッキリして好きだな。07/04/25★★★