「ロック母」角田光代。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 単行本
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「ゆうべの神様」は、あとがきで「拙い」と自己評価している作品だけれど、これが一番好きだな〜。若いって感じ。
これと他の作品との違いは、不快な状況を打破すべく不快な対象を「燃やしてしまった」結末と、そうせず甘んじて不快を受け入れてしまう結末、じゃないかと思った。
「燃やしてしまう」ほうが、いかにもフィクションで簡単明瞭だし、そうしないのはあまりに自虐的で疲れるわ。
だからって面白くなかったわけではありませんよ。