「中等部超能力戦争」藤野千夜。

中等部超能力戦争

中等部超能力戦争

タイトルにワクワクして読み始めたが、中身は女子高生の複雑怪奇な友情関係の顛末で、いささか疲れました。
「おかしな力がある」と噂されるしーちゃんと、ごく普通(要するに未熟)の少女はるかの友情は、くっついたり離れたり、憎みあったりと忙しく、しかもイタい。痛すぎる。
浮まくりのしーちゃんの身勝手さもさることながら、はるかの優柔不断で場当たり的なところも目が当てられない。
少女たちは、失敗を経験してより上手な人間関係を学んでいくのよ、、、といった話か。
★★★