「ステップファーザー・ステップ」宮部みゆき。

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

以前にseiitiさんに薦めてもらった本、遅くなりましたがやっと読みました。
面白かった！
泥棒と遺棄児童というありえない擬似親子の設定には最初ぶっ飛びましたが、次第に本当の親子以上にハートフルな親子の関係にほのぼのし、ミステリーな部分より双子と「俺」のやりとりが心に残りました。
宮部さんってホント上手いな〜これと一緒に薦めてもらった「龍は眠る」も購入済なので、早く読みたい。
３人の今後が気にかかって続編はないのかと調べましたら、宮部さんはこの続編をとうの昔に書いてたみたいで、でも単行本にはしないんだとか。どんな理由かよくはわからなかったけど。掲載されていた「小説すばる」をなんとかして読めないもんだろうか。悶々。
あとね、文庫の紹介文に「『スイート・ホーム殺人事件』にも匹敵する大傑作！」って、それはちょっと違和感なんですけど。何で引き合いに出すかな。