「天才探偵sen公園七不思議」大崎梢。

天才探偵Sen 公園七不思議 (ポプラポケット文庫)

天才探偵Sen 公園七不思議 (ポプラポケット文庫)


大崎さん初の児童書だそうで、そっか「片耳うさぎ」は児童書ではなかったんだな。
さつき小学校始まって以来の天才児と噂されている渋井千くんは小学6年生で、年上の綺麗なお姉さんが大好き。憧れの保健の先生に褒めてもらうため、健康をテーマに壁新聞を作り続けていたら、他の仲間に大顰蹙。やむをえず次回のテーマは「公園の七不思議」にすることに。調査するうちに、5年前に起きた事件とつながる事に気付いて……。


少年少女たちが大活躍して強盗事件を解決するストーリー、これは素直に面白かったね。児童書だけあって後味もよい。イラストがいっぱいで、地図やらメモやらわかりやすいし、登場人物がみんなおしゃれだ。子どもらは楽しんで読めそうね。
生意気なメガネ小僧の千くんと、バンビのように可愛くて行動の早い香奈ちゃん、優しくって王子様みたいな風貌の信太郎の組み合わせもなかなかなもの。
シリーズ化するそうな。NHKあたりでアニメ化しても良さそうよ。