「ひかりの剣」海堂尊。

ひかりの剣

ひかりの剣

ジーン・ワルツ」をまだ読んでいないのに、こちらを先に読んでしまいました。でも支障なかったんじゃないかと思われ…どうなんでしょう?書かれている時期が「ブラックペアン1988」とかぶっていて同じシーンも描かれているから、そこの流れを理解するには「ブラックペアン1988」は先に読んでたほうが吉。


今回は、医療問題そっちのけの青春スポーツ物。速水先生の若かりし時、カッコイイじゃありませんか。あのジェネラルルージュにもこんな青臭いときがあったのだな〜と感慨無量。高階院長は今も昔もとんだタヌキですが、立派な教育者でした。
剣道のことはちっとも知りませんので(最近流行ってるの?)対決場面等訳わからないながらも、全体的に緊迫感があってよかったなあ。
医学生が勉強を疎かにして部活に精を出しまくっているのは「どーなの?」という気もしますが、医者に必要な人間性を鍛錬するには、こういう機会が必要かもしれないしね。


まあ、そんなこんなですが、やっぱり医療関係の話が読みたい(笑)。田口先生のカッコイイところが、今回は、というかもう随分とないので、そろそろ活躍させて欲しいぞ。
ちなみに「ジーン・ワルツ」は図書館に予約中で、まだまだ23番目。先は長い。