「ジーン・ワルツ」海堂尊。

ジーン・ワルツ

ジーン・ワルツ

不妊治療の問題と産科医療の崩壊というタイムリーなテーマでありました。
先に「ひかりの剣」を読んだ身としては、あの清川君の未来がこれだなんてちょっとガッカリ。
不妊治療は、私の弱点に大いに関係する点なので、思うところを書くと止まらなくなるんでやめときますわ、、、。
ただ、倫理に反する行為を自己保身のために見逃すようなラストは、後味悪かったな。結局、医療行為の真実が患者に伝わらないままにすることができる世界ならば、即訴訟になるのもやむなし、という感じがするんだけど。