「おまけのこ」畠中恵。

おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

シリーズ4作目も、楽しく読めました。よかった。
あいかわらず病弱な若旦那で、周囲の者たちは甘甘、とパターン化しているにもかかわらず飽きがこない。若旦那の性質のよさが際立ち、外面はマンネリでも内面的には徐々に成長していってるように見受けられるのがよいところかも。
「こわい」は、救いがなかったかも。結局若旦那であっても助けられない者がいる、そういう運命の者がいる、というのは切ないね。