「クビツリハイスクール」西尾維新。

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)

いーちゃんと赤いひとが、学園から紫木一姫を救出するストーリー。
前2冊に比べると、ごく普通の話だった。
…いや、普通ではないんだけれど。よく考えてみれば人死にの数はこれまでで最高だし。う〜ん、たとえ何人死のうがもうどうでもいい無感覚状態になっているのがおそろしや。
ただただ救う人は救うという姿勢が、やりきれない反面正当性も感じてしまう。人間なんてみんな身勝手なのね〜その他の人なんて元々眼中にない。
大ドンデン返しがなかったな〜いーちゃんの残酷な戯言で、もっと深く抉って責めて欲しかったわ。