「一角獣幻想」中島望。
- 作者: 中島望
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: 新書
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これは、、、気色悪く、救いなく、後味悪く。目新しいネタはなかった気がするけれど、容赦なく突き落とすのが徹底していて、そこそこ面白かった。「こども」をキーワードに、ということですが、年齢幅広く男女様々で、その点の統一感はなかったかな。
以下メモ。お気に入りは…
『母願う』
脳に血の塊がありいつ死んでもおかしくない状態の母が、故郷を離れ東京で働く息子に帰ってきて欲しいと願うのだけれど…。
これが一番恐ろしかった!現実にもありえそうなところが良い。「目に入れても痛くないほど可愛い」にも程がある〜子離れできない母にはならないようにしないと。最後のオチがまたすごくって……
『卵生少女』
SFだった。少女が目覚めたらそこは縄文時代で、神様と勘違いされ巫女になることに…。
これも最後が…全然救いなくって上手い。人類なんて最後はこんなもんかも。